サビは数種類ありますが、ここでは主に自動車に関係が深いサビについて説明していきます。
赤サビ
自動車のボディや下廻りを侵食していくのは主にこのサビになります。金属に水や空気が触れて表面が酸化する事により発生し、金属の表面及び内部を腐食していきます。放置して自然に改善する事はなく徐々に拡大、進行します。
黒サビ
金属に高熱を加えたり薬剤によって化学反応させる事で発生するサビです。金属表面が黒サビに覆われると、赤サビの進行を抑えるという特徴があります。
車体の小さな傷
車をぶつけたり、飛び石等が原因で車体の塗装面に傷が付き、そこから水分や塩分が浸透し錆の原因となります。
鉄粉の付着
車が走行している際、ブレーキパッドとローターが摩耗する事により鉄粉が発生します。
融雪剤・潮風等による塩害
北海道では冬季に融雪剤を散布する地域が多く、その成分は塩化カルシウムなので塩分です。
沿岸部の地域では潮風や越波にもさらされますので塩害はより苛烈なものになります。
鳥のフン等の付着
鳥のフンや風で飛んできた花びら、ゴミ等の汚れを長期に渡り放置した場合、それらもサビの原因です。
上記が原因で発生するサビの予防として出来ることは多くありません。
マメな洗車
車体が汚れている状態だと傷等の細かな状態が確認し難くなります。鉄粉や塩分を落とすにも洗車は非常に有効な手段ですので、洗車の頻度を多くする事によりサビの予防となります。
下廻りのアンダーコート塗装
シャーシブラックや塩害ガードを車の下廻りに塗装し、傷や酸化によるサビを抑制します。
塩害ガードは塗膜が厚いためサビに対してたいへん有効ですが、シャーシブラックは安価ですが塗膜が薄いため、あまりオススメはしません。
錆転換剤の使用
サビの種類と特性で説明した、赤サビを薬剤によって黒サビに転換し、すでに発生しているサビを利用して防錆処理を行います。サビを削り落とした上からでも効果があります。
弊社ではサビへの対処としてサビの研磨や錆転換剤の使用による防錆皮膜の形成。下廻りの塩害ガードの塗装を行っております。
車をリフトアップして作業をし、サビが発生しやすい箇所は通常より塗膜を厚くしていますのでサビの発生の抑制します。細部まで施工致しますので下廻りの塗装の際は是非弊社へお越し下さい。